理想的な身体

Aさん 50歳、男性、会社員、営業、新宿在住、主訴・全身倦怠、肩こり

帰り間際に飛び込みで来院、几帳面に問診票に記入、
男性は住所など書かない人もいるので珍しい

猫背なのでどうしても首の付け根が疲れてしまうので、これはしょうがない現象
以前は月2~3回整体とのこと

今は勤めが澁谷から田町のビル群に移転して、通えるマッサージやがないそうだ
結局、整体は職場に近いか住まいに近いかじゃないと行く気にならないらしい

私達が店を持とうと思っても、自分の都合を優先すればお客様が付くか、といえばそれは中々難しい・・
やはりお客様にとって便利でなければ成り立たない
Aさんは背中こそ凝っていたが、おおむねバランスが取れていて<良いからだ>との印象

何か運動をされていますか?との問いに「なにもねぇ」
お若い時にされていたんですか?との問いにも「とくにはねぇ」

実はこれこそ理想的な怪我の少ないお身体なんですよね

体に良かれと思って鍛える事も、やり過ぎも偏りも不規則もみな体にとってはストレスなだけ
むしろ、一回そのサイクルに乗ってしまえばずーーーーっとやり続けなければ意味がない

鍛えた筋肉は衰えるだけだから
衰えれば戻すのにますます負荷が必要、きりがない!!

緩んだ靭帯から膝や足首がグラグラ
太ももが痩せれば体全体の支えも悪くなるので、内臓にもよくない

その点、鍛えていない自然な人の体は殆ど緩みが急でないので(穏やかに来るので)怪我をしない

これ大事な事実です